精密インプラント+審美歯科 豊中市 吹田市 江坂
2012年12月23日
前歯に関しては、
唇からの歯の見え方、および歯の隙間が気になるとのことで、
矯正治療をお勧めましたが、患者様の強い希望によりセラミックによる審美治療になりました。
まず、模型上で最終のゴールの設定をします。
そこから逆算して、歯周外科手術を行い、歯茎のラインを整えました。
現在本番さながらの仮歯(provisional)を入れて、経過観察中です。
歯の形態を決定させる為に、患者様の持っておられるイメージや要望を取り入れながら、
顔貌や口唇のバランスを見ながら微調整を行っております。
その後ファイナルは、ジルコニア(オールセラミック)にて被せる予定です。
※もともと、正中(顔の真ん中のライン)と
一番前の歯の間のラインがずれていたのを合わせたり、
歯の形態を、光の反射を用たりと、仮歯でも細部に工夫をしております。
パノラマレントゲンで診断すると、
インプラントの埋入方向に、ちょうど神経の出口があります。(インプラント直下に黒い丸が見えている所です)
埋入方向が少しでもずれると、神経を切断したり損傷を起こしてしまいます。
真っ暗な骨の中を、経験と勘のみの手術では行えない、
CTだけではなく、シュミレーションが必須の症例です。
安全域である神経から3mm離して埋入しました。
パノラマレントゲンでは、神経の出口と重なって見えますが、
立体的には、問題はありません。
術前のシュミレーション通りに、手術が行えました。
(オレンジのラインが、神経及び血管です。)
現在は、問題なく被せ物が入っております。(左下)