ドクターボイス|小林歯科クリニック 大阪府 吹田市 豊中市 江坂駅

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〒564-0053 大阪府吹田市江の木町1-39 SERE ESAKA 6

休診日水・日・祝

電話:06-6330-8469

休診日 午前診療:09:30~13:30午後診療:14:30~19:00(土曜日は18:00まで)

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小林歯科クリニック 院長 小林 英樹

歯科医師を目指されたきっかけは?

小さい頃、あまり体が強くなかったこともあり、よく病院に通っている子でした。
そこで大人たちの働きぶりを見て、子供心に、自分も何か人のためにお手伝いできる仕事がしたいと感じたのが最初のきっかけだったと思います。

その思いのまま、歯科大学に意気揚々と通い始めたのですが、大学の授業には興味を持てず、勉強よりもバックパッカーにはまってしまった時期がありました。アマゾン、ヒマラヤなどバイトをして貯めたお金でよく行きましたね(笑)。

バックパッカーに人生を費やしている間に心のどこかには「このままではいけない」という思いがあったのですが、そんな時に出会った言葉があります。

井の中の蛙、大海を知らず。されど空の青さを知る

この言葉がきっかけで、自分の考え方が180°変わったのを今でも覚えています。
歯科学は「歯」という小さな世界(井の中の蛙)だが、それを追求することで何かが見えてくるかもしれない(空の青さを知る)と感じ、しっかり学ぶ決意をしました。

診療スタイルはどのようなものですか?

院長

診査・診断をしっかり行い、その患者様がこれまで治療されてきたヒストリーを理解するようにしています。
ヒストリーを知ることで、その方に合った治療計画を適切に立てることができるようになり、「お口全体」のバランスを考慮した計画も立てることができるようになります。

口腔機能はすべて複雑に絡み合っているので全体のバランスを俯瞰した治療をしなければ根本的な解決にはなりません。これをしないで問題のある部分だけを解決しようとすると、かなり高い確率で問題が生じることになります。

また、「形態が機能を支配する」という考えのもと治療するのも私の診療スタイルです。
例えば、○であれば○のようにしか転がれませんし、△であれば△なりの転がり方しかできません。当然ですよね。
歯もこれと同じ。長期的に機能させるための歯の「形態」というものが存在し、それに近づけることが大切。もっと簡単に言ってしまうと、無駄のない綺麗な歯の形態は、不具合なく長期間機能するということです。これを念頭に入れて治療にあたっています。

この仕事をしていてやりがいを感じる瞬間は?

院長

沢山あります。
自分のイメージ通りに治療ができた時。患者様が喜んでくれた時。スタッフが楽しそうに働いてくれた時・・・・。

また、当然ですがつらいことも沢山あります(笑)。
そのような時は、難しいことがあればあるほど、「ありがとう」です。
人生には色々と困難がありますが、逃げてしまっては自分というものが小さく狭くなってしまいます。結局は向かっていって広げるしかない。
こうすることで違う世界が見えてくることもありますので。

要は、楽しいときも、辛いときも、人生を楽しむっていうことですね。

最後にメッセージをお願いします

当院では、一人ひとりの患者様にしっかり時間をとって丁寧な治療を施す「ゆったり診療」を実施しています。

ですので、まずは、何がどんなふうに問題があるのかをじっくり聞かせてください。
そのうえで、お口のプロとしてのご提案をさせて頂きます。

院長

常々思うのですが、こちら側からの一方的な診査・診断、そして治療提案ではまったく意味がありません。それは単なる「ひとりよがりの治療」です。

歯科治療は患者様の体に介入していく治療ですので、患者様のお声を聞かせて頂き、それに対してのプロとしてのご提案をさせて頂く。これこそが本来あるべき歯科医療だと私は考えます。

どんな些細なことでもいいです。じっくりお聞かせください。

デンタルバイオビジョン(株) 代表 歯科技工士 辻 貴祐

当院では、「デンタルバイオビジョン(株)」という歯科技工所さんと連携し、詰め物・被せ物を作成しています。デンタルバイオビジョンの代表、辻貴裕さんに今回お話を伺ってきました。辻さんは、ドクター向けの講演会で演者としても活躍されている非常に優秀な歯科技工士さんです。

デンタルバイオビジョンの強み・特徴を教えてください。

「デジタル化」と「企画提案力」の2つです。

「デジタル化」に関してですが、歯科技工士の世界はまだまだアナログの業界です。
職人的な匠の世界といってもいいでしょう。今の歯科業界ではデジタル化の波が押し寄せ、歯科技工士の世界でもこの流れに対応しなければならない時代がすぐそこまで来ています。

そこで私のラボでは、職人的な技術を残しながら、CAD/CAMや診断用ソフト、レーザー溶接機などのデジタル化を可能な限り進めています。全国的にもこのような設備が整っているラボは少ないと思います。

デジタル化にはこの業界で生き残っていくための経営的な側面もありますが、デジタル化に対応することで、今までできなかったことができるようになり、歯科医師、そして患者様の要望に高い精度で対応できるようになるというメリットがあります。

いままで培ってきた職人的な匠の技術をしっかり残しながら、デジタル化によるメリットを融合させる。これが当ラボの1つめの特徴です。

2つめは「企画提案力」に関してですが、これは、その名の通り、歯科技工士サイドから歯科医師に対して企画・提案を積極的に行っていくことを意味します。

これを理解して頂くには少しこの業界の背景を知って頂く必要があります。
昔から、歯科技工士は歯科医師側が作成した指示書に従って技工物(詰め物・被せ物など)を作ればそれで良しとされていました。また、歯科医院側が発注者(お客様)となりますので、歯科技工士の立場は必然的に下になります。つまり、言い方は悪いですが、お客様(歯科医院側)の機嫌を損なわないように、指示に忠実な技工物を黙々と作ることに徹する必要があるということです。

代表

私の技工所はそのようなスタイルで仕事はしておりません。

現実問題として、お客様は歯科医院ですが、我々が作った技工物を利用するのは、その先にいる患者様です。つまり、歯科医院ではなく患者様に満足して頂く技工物を作ることが何よりも優先されるべきであり、それが医療に携わる人間の使命でもあります。

当ラボでは、歯科医院側のオーダー通りに作るのではなく、まずは歯科医院側との打合せを通して多くの情報を共有させて頂きます。基本的なお口のデータもそうですが、患者様本来の悩み、費用、希望期間、などですね。それに基づき、私どもの方から適切と思われる提案をさせて頂き、更に打ち合わせをする。
つまり、1人(歯科医院)の知識・経験・技術だけではなく、2人(我々歯科技工士)の知識・経験・技術を融合させたチーム医療の実践です。

この仕事をしていてのやりがい・面白味は何でしょうか?

少しわかりづらいかもしれませんが、「プロとしてのプライド」を持ちながら仕事をすることに私はやりがいを見出しています。

私は一時カナダで歯科技工士の仕事をしていました。
強く印象を受けたのが、働いている一人ひとりが「プロ」の自覚を強く持っている事でした。もちろん日本の技工士さんもプロ意識を持って仕事をしているのですが、「プロ」としての根本的な考え方が異なります。

私がカナダで習得した「プロ」の定義とは、誰よりも優れた能力、知識と技術を併せ持ち、どのような状況でも必ず結果を出す。プロセスも重要だが、「結果」が全て。

この考えに基づき日々過ごす中で、今では他の技工所さんでは対応できない症例も対応できるようになりましたし、歯科医院さんからの信頼も厚くなってきていると感じています。

代表

最後にメッセージをお願いいたします。

私は、「一流のものを作るのであれば、一流の環境は必須である」と考えています。
この考えは開業当初から持っており、この部分に関しての投資は惜しんでいません。
デジタル化のための機材、作業机、材料、作業場のデザインなどですね。

これからも「結果を追求」するプロ意識を持ちながら、歯科医院側と知恵を絞り、最高のそして一流の仕事をさせて頂きたいと考えております。

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